【花火の疑問】個人で打ち上げ花火大会を楽しみたい!けど許可って必要かを徹底解説!

花火大会

夏の夜空を彩る、大輪の花火。あの美しさや迫力を「自分たちだけで心ゆくまで楽しめたら最高なのに…」なんて、考えたことはありませんか?

「感動発見マップナビ」で花火大会を探すのももちろん楽しいけれど、もしプライベートな空間で、家族や友人たちと小さな花火大会ができたら、それは一生の思い出になるはず。

でも、お店で売っている打ち上げ花火をたくさん買ってきて、打ち上げても本当に大丈夫なのでしょうか?許可や届け出は必要ないのでしょうか?

今回はそんな夏の素朴な疑問に、ズバリお答えします!

結論:個人で楽しむ「おもちゃ花火」なら、許可は不要!ただし…

結論から言うと、スーパーや玩具店などで市販されている「おもちゃ花火」を、個人が常識の範囲で楽しむ場合には、特別な許可や届け出は必要ありません。

「え、そうなの!?」と思った方もいるかもしれませんね。 ここで重要なのが、私たちが普段お店で買う花火は、法律で「がん具煙火(がんぐえんか)」、通称「おもちゃ花火」と呼ばれるものだという点です。

花火大会でプロの花火師が打ち上げる「煙火(えんか)」とは、火薬の量や性能が全く異なり、安全に楽しめるように作られています。だから、個人での消費が認められているのです。

しかし、「許可不要」という言葉だけを信じてしまうのはキケン!安全に楽しむためには、いくつかの重要なルールとマナーを守る必要があります。

ルール1:場所の確認は絶対!どこでならOK?

「許可不要なら、どこでやってもいいんだ!」というのは大きな間違いです。花火ができる場所は、実は限られています。

  • 公園、河川敷、海岸など 多くの人が利用する公共の場所では、自治体の条例によって花火が禁止されていることがほとんどです。「火気厳禁」の看板がある場所では絶対にやめましょう。ルールを知らずにやると、トラブルの原因になります。
  • 自宅の庭や私有地 自宅の庭や、許可を得た私有地(キャンプ場など)であれば、基本的には可能です。しかし、ここでも注意が必要です。
    • 煙や音はご近所迷惑にならないか?
    • 火の粉が飛んで、隣の家の洗濯物や建物に燃え移る危険はないか?
    たとえ自分の敷地内でも、周囲への配慮は絶対に忘れてはいけません。事前にご近所さんに「今夜、少しだけ庭で花火をしますね」と一声かけておくだけで、無用なトラブルを避けられます。

ルール2:「たくさん」の境界線と安全への配慮

「市販の打ち上げ花火をたくさんやったら?」という疑問についてですが、これも基本的には「おもちゃ花火」の範疇であれば許可は不要です。

火薬類取締法では、一度に消費する火薬の量が一定量(1日に合計25kgなど、非常に多い量)を超えると許可が必要になりますが、個人が市販のおもちゃ花火でこの量に達することはまず考えられません。

それよりも大切なのは、量に関わらず安全対策を万全にすることです。

  • 水の入ったバケツを必ず用意する
  • 風の強い日は絶対にやめる
  • 燃えやすいもの(枯れ草、建物など)の近くでは行わない
  • 花火の筒はしっかり固定し、人や家がない方向に向ける
  • 終わった花火は、必ず水につけて完全に消火する
  • ゴミは責任を持って持ち帰る

パッケージに書かれている注意事項をよく読み、ルールを守ってこそ、楽しい思い出になるのです。

もっと本格的な花火を上げたくなったら?

「やっぱり、プロが上げるような大きな花火を打ち上げたい!」 その夢を叶えるには、「煙火打揚従事者」という国家資格を持つ花火師の力が必要です。

実は、個人や企業が花火師に依頼して、結婚式や記念日、プライベートなパーティーなどでオリジナルの花火大会を開催することも可能です。もちろん費用はかかりますが、一生に一度の特別な体験になることは間違いありません。

まとめ:ルールを守って、最高の夏の思い出を!

個人で楽しむ花火に、基本的には許可は必要ありません。しかし、それは場所のルールを守り、安全に配慮し、周囲へのマナーを尽くすことが大前提です。

この夏は、正しい知識と準備を持って、自分たちだけのささやかで素敵な花火を楽しんでみてはいかがでしょうか?

そして、プロが織りなす圧巻のスペクタクルを体験したくなったら、ぜひ「感動発見マップナビ」で、お近くの花火大会を探してみてくださいね!安全な場所から見上げる夜空の大輪は、また格別の感動を与えてくれるはずです。

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