【2025年】大國魂神社「すもも祭」完全ガイド!その由来と「からす団扇」のご利益、混雑を避けるコツを解説

お祭り

東京・府中に本格的な夏の到来を告げる風物詩、「大國魂神社 すもも祭」。毎年7月20日に開催されるこのお祭りは、厄除けのご利益があるとされる「からす団扇(うちわ)」を求める人々や、境内を埋め尽くす「すもも市」の賑わいで、早朝から夜まで多くの人で溢れかえります。

出典:大國魂神社公式サイト

「なぜ “すもも” なの?」「 “からす団扇” って何?」そんな疑問から、当日の楽しみ方、混雑回避のポイントまで、すもも祭を120%満喫するための情報を、大國魂神社の公式情報に基づいて詳しくご紹介します。

すもも祭とは?その歴史と由来

すもも祭の起源は、平安時代の後期、1062年にまで遡ります。 当時、武将の源頼義・義家親子が、奥州(東北地方)での戦(前九年の役)に勝利したお礼参りのため、大國魂神社に立ち寄りました。その際、神様へのお供え物の一つとして、当時境内ですももが多く栽培されていたことから、すももを供えたことが祭りの名の由来とされています。

古くから続くこのお祭りは、今では府中の夏の風物詩として、地域の人々に深く親しまれています。

開催概要:大國魂神社 すもも祭

まずは基本情報をしっかり確認しておきましょう。

項目内容
開催日2025年7月20日(日) ※毎年同日開催
開催時間祭典は午前8時から。露店は日中~21時頃まで。
開催場所大國魂神社(東京都府中市宮町3-1)
主な内容・からす団扇・からす扇子の頒布
・すもも市の開設(多数の露店)
備考2025年7月20日は日曜日にあたるため、例年以上の混雑が予想されます。

出典:大國魂神社 公式サイト

この祭りの主役!「からす団扇」と「からす扇子」

すもも祭の最大の目的と言っても過言ではないのが、この日限定で頒布(はんぷ)される「からす団扇」と「からす扇子」です。

「からす団扇」の絶大なご利益

カラスの絵が描かれたこの団扇には、**「厄除け」「無病息災」「五穀豊穣」**のご利益があるとされています。古くは、この団扇で扇ぐと田畑の害虫を駆除できると信じられていました。 現在では、玄関先に飾ることで魔を祓い、家に幸福を招くと言われ、多くの参拝者がこれを求めて長い列を作ります。

  • 頒布開始: 午前6時~
  • 初穂料: 1,500円(からす団扇)、2,500円(からす扇子) ※2024年実績。変更の可能性あり。
  • ポイント: 例年、特に団扇は午前中の早い段階で頒布終了となることが多いです。確実に手に入れたい方は、早朝から並ぶことをお勧めします。

当日の楽しみ方と見どころ

1. 「からす団扇」を授かる(早朝~午前)

何よりもまず「からす団扇」を手に入れたい方は、午前6時の頒布開始に合わせて神社へ向かいましょう。頒布所は長蛇の列となりますが、一年間のご利益をいただくための最初の試練です。

2. 参道を彩る「すもも市」と露店(日中~夜)

参道には、真っ赤なすももを売る露店がずらりと並びます。これが「すもも市」です。スーパーでは見かけないような品種のすももに出会えるかもしれません。 すももには、「人の世のさまざまの悪きことを、すべてすももの酸っぱさで呑み込んでしまう」という言い伝えもあり、厄除けの意味合いも込められています。 その他にも、たこ焼き、かき氷、金魚すくいなど、100軒以上の露店が立ち並び、お祭り気分を盛り上げます。

3. 夏の夜の神社の雰囲気を味わう(夕方~夜)

日が暮れて提灯に明かりが灯ると、神社は幻想的な雰囲気に包まれます。日中の暑さが和らぐ夕暮れ時に、露店を冷やかしながら散策するのも乙なものです。


アクセスと混雑回避のポイント

当日は神社周辺に駐車場はありません。必ず公共交通機関を利用しましょう。

出典:大國魂神社公式サイト

最寄り駅

  • 京王線「府中駅」南口から徒歩約5分
  • JR南武線・武蔵野線「府中本町駅」から徒歩約5分

出典:大國魂神社公式サイト

どちらの駅からもアクセスは良好です。

混雑のピークと回避のコツ

  • 混雑のピーク:
    1. 早朝(5時~8時頃): からす団扇を求める人の行列
    2. 夕方(17時~20時頃): 仕事帰りの人や涼しくなってから訪れる人で最も賑わう時間帯
  • 比較的空いている時間帯:
    • 午前10時~お昼過ぎは、朝の行列が落ち着き、夕方の混雑が始まる前なので、比較的ゆっくりと境内を散策できます。露店もこの時間にはほとんど開店しています。

参拝の注意点

  • 熱中症対策は万全に! 7月下旬の炎天下、特に日中は非常に暑くなります。帽子、日傘、こまめな水分補給は絶対に忘れないでください。
  • 歩きやすい靴で。 境内は広く、混雑の中を歩くため、履き慣れた靴が必須です。
  • 現金は多めに。 露店ではクレジットカードや電子マネーは使えません。

まとめ

1000年以上の歴史を持ち、厄除けのご利益と夏の賑わいを肌で感じられる「大國魂神社 すもも祭」。ただのお祭りではなく、古くからの信仰と人々の願いが息づく特別な一日です。

しっかりと計画を立てて、からす団扇のご利益をいただき、美味しいすももを味わい、府中の熱い夏を満喫してくださいね!

※お願い※ 本記事は2025年7月17日時点の公式発表や過去の情報を基に作成しています。最新の情報や詳細については、必ず大國魂神社 公式サイトをご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました